インソールって何？

「インソールとはどんなモノだとお思いですか？」
と質問すると、大半の方は、「ブカブカの靴のサイズ合わせ」や「消臭目的」と答えられます。
確かに正解なんですが、インソールは靴内の底面にあり直接足に触れる事からとても重要な役割をもっているものと言えます。
以前は、インソール(中敷)が取り外せない靴が一般的でした。
近年足のトラブルの増加と共にインソールが広まってきたと同時に、中敷自体を取り外せる靴が増えて来たのです。

そもそも、インソールとは、個人の足の特徴に合わせて調整するために、取り外せるようにしたものです。
日本は元々草履が主流で、靴の文化はまだ浅くざっくり150年程度とされてます。
ちなみに日本で初めて靴(ブーツ)を履いたのは坂本龍馬だとされてます。

世界最古(1596年)の靴屋さんと言われているのが、ドイツの「Edwad Meier」で、靴の歴史は約500年でその差は歴然です。
そして、古くからインソールはハンディキャップを抱える方のサポート役として用いられています。

日本でも古来から、歯が抜ければ入れ歯をはめる。
視力が低下すればメガネをかける。
機能の低下が認められた際には道具で補っている訳ですから、足も同じです。

足が歪めばインソールで支える必要があるのです。

インソールはなぜ必要？

扁平足や親指の変形、疲労や痛みなど、足に関する悩みを抱える人の多くは、
【インソール】が、足をサポートするものであると理解していても、細かい役割や効果については、いまいちよくわかっていない人が多いのが実状です。

ちなみに、 足部の衰えや変形が起こったからといって、すぐに自覚症状が現れるわけではありません。
強い痛みや歩きにくいなどの日常での不具合が生じないかぎり、「まだ大丈夫」だとほとんどの人は異常を見過ごしています。
更に、足の痛みが長年続いていると歩くときの痛みは当たり前のことだと思っている人もいますし、 足裏のタコもしょうがないとあきらめている人もいます。
しかし、痛みというのは 体の警告信号で、決して正常な状態ではないです。 
大抵の問題は、足部のアーチの崩れです。

アーチの崩れは人それぞれ異なり、左右の差があります。
そのアーチが、崩れた状態で立ったり歩いたりすると、足裏から伝わる衝撃が ひざや股関節、腰、肩、首へとダイレクトに伝わり、全身に偏った力が加わりやすくなります。
　 重症化して治療を受ける事態になる、その前に‥‥ 使用することで大きな予防効果をもたらしてくれる これが、【インソール】の役割なのです。